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腰痛、ぎっくり腰、坐骨神経痛、臀部痛の症例

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
症例14 腰の痛みと左足の神経痛
患者

40代 女性

来院

2019年2月

症状と来院理由

 

 

昨年10月頃から腰に痛みがでた。

次第に左の膝下外側から足首までしびれが現れ、腰の痛みよりしびれが強くなっていった。

起床のたび筋肉痛とつるような痛みが起こり、ひどい時は歩くだけでも辛かった。

 

なかなか痛みがひかず、12月に整形外科で診察を受けた。MRIでは「左側の腰椎がつまっている」と言われ、リハビリを勧められ鎮痛薬を処方してもらった。

 

発症から3ヶ月ほど経過しても改善がみられず、病院の行き帰りの途中で当院を見つけ鍼をやってみようと思った。

 

現在は、常にしびれているが立位も座位も1時間ほど経つとしびれが増してくる。

施術内容と経過

初回

立位・座位ともに上体を左側に傾けると、左臀部と下腿外側から足首の上部までしびれが増す。

腰椎に鍼をして10分ほど置鍼したのち側屈してもらったがしびれは現れなかった。ふくらはぎのツボでさらに動きやすくなったので初回は終了した。

 

2診目

臀部のしびれは無くなり、下腿や足首にしびれが残っている。

前回同様と足のツボを追加した。

 

5診目でしびれが消失したので終了した。

使用した主なツボ

L₃(1)L 飛揚L 大腰L

まとめ

腰椎を取り巻く組織に問題があった。

 

10月頃、仕事で重たい荷物を持つことが多く、体幹に負荷がかかり過ぎたため腰椎の狭窄を起こし神経を圧迫していた。

 

腰椎の緊張が緩和されたことで症状が回復した。

症例13 ギックリ腰になりそうな痛み
患者

30代 女性

来院

2018年8月

症状と来院理由

 

来院の前日、起床時から腰に違和感が生じた。動き始めが痛い。

 

過去に何回もギックリ腰になっており、今回も痛みが悪化しそうなので、早めに治してもらおうと思いネットで調べて来院した。

施術内容と経過

座位、立位のどちらの姿勢からでも動き始めが痛くなる。

さらに腰を左側にひねると痛むので、手のツボに鍼をすると動作痛がなくなった。

 

初動時痛に関連する緊張をみたところ、腸腰筋に問題があると判断した。

足の甲に鍼をした後、初動時の痛みは消失したので終了した。

 

後日、別の症状で来院時に「前回から全く痛みがなくなった」と報告を受けた。

使用した主なツボ

精霊L 大腰L

まとめ

体の様々な場所の緊張が動作の不調和を起こし、腰部に負担が生じ痛みを発していた。

 

今回は、手足の緊張が原因であった。

 

動作痛は、筋肉の張力に問題が生じ連動が失われている状態である。

筋肉の張力が整えば、余分な緊張がなくなり動きの調和のとれた体に回復する。

症例12 7年前から続く臀部痛
患者

20代 男性

来院

2018年4月

症状と来院理由

左のお尻から太もも裏側にかけて痛みが起こる。

気になり始めたのは7年前からで、ここ3年前から座っても寝ても痛くなり、場合によっては膝まで痛みが広がることもある。

 

毎日痛みは途切れることはなく、マッサージや整体に通ったが1週間と持たない。

 

「一生治らないのでは…」と思っていたが、まだ経験のない鍼をやってみようと思い来院を決めた。

施術内容と経過

初診

問診で、特に自動車の運転中に痛みが増悪することから、腰部に鍼をした。

抜鍼後、腰の屈曲を強めた姿勢で3分ほど座ってもらい、痛みが増悪されないことを確認してもらった。

 

次に、仰臥位の姿勢になると臀部から大腿部後面まで強い違和感 (鈍痛) が現れた。

足の甲に鍼をすると、違和感が全くなくなったので終了した。

 

3診目 (6日後)

「かなり楽だった。一番痛かった運転中は、10あった痛みが2になった」ので、腰部に鍼をして調整した。

 

4診目 (初診から20日後)

「痛みのない感覚が逆に変に感じる」ほど良好な状態。

腰部の違和感に対して臀部のツボを使用して終了した。

 

以降、2ヶ月以上経過した現在も痛みは現れていない。

使用した主なツボ

腰眼L 大腰L L₃(1.5)L

まとめ

今回は、腰部と大腿部の張力の関係に問題が潜んでいた。

各部位の互いに引っ張り合う力が増強され痛みが発現した。(※詳しい説明)

 

発痛部位に刺激を与えても変化しないのは、原因である腰部の緊張が緩和されていないからである。

 

長期にわたった痛みでも、即解消に至るケースは多数ある。

症例11 就寝中、寝返り、起床時、毎日腰が痛い …
患者

30代 女性

来院

2018年1月

症状と来院理由

昨年夏ごろ、しゃがみこんだ際に「ギックリ腰のようになって」動けないほどの痛みが生じた。

その後、腰部の痛みは多少軽減されたが、就寝中や寝返り、寝起きの痛みが毎日起こる。

 

整体やマッサージに通ってみたが、翌日には同じ痛みに戻ってしまう。

 

「鍼でダメなら病院で調べよう」との思いで来院する。

施術内容と経過

初診

問診で、「じっとしていてから動き始めの動作が痛い」と答えていた。

 

実際にベッドで座位になり立ち上がる動作をしてもらうと痛みが出現する。

初動の姿勢から生じる痛みを推測すると、仙腸関節に問題があると判断した。

 

手のツボに鍼をした後、確認のため同じ動きをしてもらうと完全に動作痛が消失していた。

 

次に、ベッドで仰臥位になり体を調べると腰の左側のみ後湾が増強しており、痛みもすぐ現れた。

大腰筋に問題があると考え、足のツボに鍼をした。直後から腰の後湾が和らぎ、大幅に痛みが軽減したので終了した。

 

2診目

「前回よりかなり軽くなっている」とのこと。初回同様に施術。

 

座位になると違和感が強くなるので、臀部にあるツボで仕上げた。

 

3診目

「来院時の痛みはほとんどなくなったが、座って体をひねると腰に違和感がくる」ので、肘のツボで動作が軽快になるのを確認して終了した。

使用した主なツボ

六谿L 大腰L 外秩辺L 曲池L

まとめ

急性に起こった痛みをかばい続け、痛みが広範囲に及んでしまった。

 

一見すると手に負えそうにない腰痛でも、患部だけみるのではなく広い視野をもって観察すれば体の癖がみえてくる。

不具合を起こしている体の特徴をつかめば、的確にツボの選択ができる。

 

体に存在するわずかな緊張 (原因点) を解くことで、瞬時に動作が軽快になることは少なくない。

 

動きや姿勢を詳細にみることは、緩めるポイントに到達する近道であり早期の改善につながる。

症例10 座っている時だけ痛む
患者

40代 女性

来院

2017年11月

症状と来院理由

1ヶ月ほど前から、股関節なのか臀部なのか分からない痛みがたびたび起こる。

来院3日前から再発した。

 

ゴルフやテニスで動いていてもほとんど気になることはなく、座ると数分で「お尻か脚の付け根が痛くなる」症状があらわれる。

 

以前めまいの症状で当院に通院していた知人の紹介で来院する。

施術内容と経過

座位の痛みに限られていることから大腿後面に問題があると考えた。

大腿後面のツボに鍼をして、ベッドに座ってもらい痛みの確認をしてもらうと、10(始めに感じていた痛みの度合い) ➔7の評価であった。

 

再度座ってもらい「奥の方が気になる」ので、大腰筋に焦点をあてた。

 

足背のツボに鍼をした後、座って5分ほど経過しても痛みは出現しなかったので終了した。

 

その後「あれから良くなったとお伝えください」と報告をいただいた。

使用した主なツボ

殷門L 大腰L

まとめ

約1ヶ月前から始めたゴルフのスイングにより問題を引き起こした症例。

 

ゴルフのスイングは、体軸が回転し体幹がぶれないよう下肢で支えなくてはならない。そのため下肢の緊張が増してしまう場合がある。

 

さらに腰をやや前屈する姿勢のため、下肢の緊張が増してくると結果的に体幹への連動性を失うことがある。

フォロースルーの際、主に大腰筋への負担が増幅したと考えられる。

 

今回の痛みは、柔軟性を失った大腰筋が座位の姿勢になるとさらに収縮が強まったことで生じた。

 

早い段階であったため、運動痛に至らず処置することができた。

症例9 長年苦しめられている腰痛
患者

40代 女性

来院

2017年10月

症状と来院理由

6年前から腰痛で悩んでいる。痛み始めから、腰をどのように動かしても鈍痛が起こる状態が続いている。

 

特に最近は、腰の前屈(前かがみ)の動作中に「衝撃が走る」ような痛みに襲われ、「ギックリ腰になるのではないか」と心配になることもある。そのせいもあり、体の疲労感や倦怠感も増してきている。

 

マッサージでは翌日に痛みが戻ってしまうため8月に鍼を受けてみたが、全く効果がみられなかった。

 

ネットで詳しく腰痛を検索してみると「ここなら治してくれそうだ」と思い来院を決めた。

施術内容と経過

初診

腰の動作で痛みを確認したところ、どのように動かしても痛みは現れた。

問診で「腰を曲げる動作が痛い」ことから、仙腸関節や胸椎に問題があると考えた。

 

対応するツボに鍼をした後、前屈時の痛みが軽減されたのを確認できたので初診は終了。

 

2診目 (4日後)

前屈よりも後屈の (腰を反る) 動きに可動域制限が強くみられた。

 

仙骨と腰椎に問題があると判断し、それぞれに関連するツボの反応が胸椎と腰椎に確認できた。

手とふくらはぎに鍼をして、動きの制限が大幅に緩和された。

 

4診目

腰の両回旋(ひねり)に若干の違和感が残っていたので、下腿外側にあるツボで仕上げた。

 

腰の全ての動作に違和感が全くなくなったのを確認してもらい、終了した。

使用した主なツボ

後谿LR 玉陽LR 光明LR

まとめ

今回の慢性腰痛は6年の歳月を要しており、全ての可動域に支障をもたらし、腰痛の患部も広範囲に訴えていた。

 

一見すると複合的な原因と思われる症状ではあるが、詳細な触診から脊柱に問題が潜んでいることを把握できたので、早期の改善に至った。

 

今回は、常に胸椎の緊張が腰痛を引き起こしていたケースであった。

 

今後も、患部にとらわれず体の動きや癖を全体から観る洞察力をさらに磨いていきたい。

症例8 ぎっくり腰 全方向腰を動かせない
患者

40代 男性

来院

2017年5月

症状と来院理由

腰痛8

2日前、前にかがんだ際に腰に痛みが突然あらわれた。直後から全く腰を動かすことができなくなり痛みは増していく一方であった。

 

翌日になっても、立ち上がりや座ることも困難を極める状態であったため、ネットで「ぎっくり腰」を検索して、当院の腰痛の症例を見て「鍼なら何とかしてくれそう」と思いすぐ予約した。

 

自宅から当院まで徒歩圏内なので歩いてきたが、途中痛みが増し普段の倍以上の時間を要して、付き添いの方と一緒に来院した。

施術内容と経過

腰はどの方向にも動かすことができない状態であったため、ベッドに座った姿勢で施術を開始した。

仙腸関節の動きを良くするため関連する手のツボに鍼をして動作を確認すると、間もなく前屈の痛みが緩和された。

 

次に回旋(腰をひねる)が動作不全のため、下腿のツボに鍼をして動作がスムーズになった。仙腸関節に痛みが残るので、肩甲骨に鍼をして終了。「嘘みたいに動かせる。」と帰宅した。

 

翌日、大幅に痛みが緩和されたので仕事の合間に来院。

腰部は前屈時痛のみで、他に右ひざ裏(腰痛をかばって)の痛みが生じていた。それぞれ肩と背部のツボで、痛みの緩和と軽快な動作が確認できたので終了した。

使用した主なツボ

六谿R 光明LR 肩陵R 肩貞R T₁₁(1.5)R

まとめ

今回の急性腰痛に至った原因は、疲労の蓄積が考えられる。

普段カバンを右手で持ち歩くことが多く、一日の大半が手や脚の緊張が起きている状態であった。様々な部位の緊張が蓄積され、腰痛を発症するケースは少なくない。

 

一見すると手に負えないような痛みでも、日常の癖や習慣から原因を探し出すことで早期改善につながる。

 

今後も観察力だけでなく、洞察力も磨いて多角的な分析を強化していきたい。

症例7 前かがみの痛みが2ヶ月以上治らない腰痛

症例6 洗面所で歯磨き中、かがんだ際に腰を痛め

症例5 動き始めから骨盤の周囲が痛む

症例4 ぎっくり腰
患者

40代 女性

来院

2016年11月

症状と来院理由

腰痛4

猫のトイレ掃除中に腰を痛めた。

立位から少しかがんだ状態で、床に置いてあるトイレを片付けようとした瞬間、ギックリ腰を起こした。

 

当日、近隣の鍼灸院にて「バキバキする骨盤矯正」を行なったが、さらに悪化した。立ったりかがんだりする動作は常に痛く、特に起床時から午前中は辛い。

 

2、3日経過しても緩和されず、4日後に急遽予約し来院する。

施術内容と経過

立位から腰を前屈するのと同時に両手を前に伸ばすと、左側の仙腸関節周辺に痛みが出現する。また、左斜め前方へ前屈すると特に痛みが増強した。

 

胸椎と腰椎にそれぞれ1ヶ所に強い反応があったため、関連する足のツボに鍼をして動作の確認をすると、大幅に痛みが軽減した。違和感が残る仙腸関節には、肩甲骨にあるツボで仕上げて、痛みが消失したので終了した。

 

初回以降「痛みを全く気にすることなく動けた」と1週間後の来院で確認できた。

しかし、就寝中に何度か腰部が痛くなるとの事。丁寧に触診すると、左腰部にある起立筋と腰方形筋に強い硬結が診られたので、それぞれに対応するツボに鍼をしたところ、軟らかくなったので終了した。

使用した主なツボ

玖路L 玉人L 肩陵L 委陽L 陰谷L 外秩辺L

まとめ

腰に痛みを発したが、足や背中から影響を受けて痛みに至った症例であった。

 

足の緊張により柔軟性が失われると、腰への負荷が増幅し、上半身にも影響する。さらに痛みを避けるため、動作の歪みが生じていた。胸椎や肩甲骨の動き良くすることで、仙腸関節の痛み自体が改善できる。

 

主訴である箇所にとらわれることなく、全体の動きを観察すると痛みの原因へとたどり着くケースは珍しくない。

今回は発症してすぐに治療ができたので、短期間の改善につながった。

症例3 起床時の腰痛が続いている
患者

50代 男性

来院

2016年9月

症状と来院理由

腰痛 2

約3か月前から、腰上部に痛みが起きた。週に2、3回、起床時に痛みを伴うので、起き上がるまでに長い時は10分程の時間を要することもあった。就寝時もたびたび痛みで目覚めていた。

 

仕事が主にデスクワークなので、常に「ズンと重い」痛みが持続している。

 

マッサージに通ってみても改善されないので、当院のホームページを観て、鍼の効果を期待し来院する。

施術内容と経過

来院時は、腰部全体に強い違和感があったため、「活法」で腰痛に対応する手技を行なった。全体が軽くなったので、動作の検査をすると、腰の前屈時に痛みが出現する。

硬結と圧痛が腰部に2ヶ所みられ、それに対応する足と臀部のツボに鍼をして、動作が軽快になったのを確認。

就寝中の痛みには胸椎との関連が考えられるので、足のツボに2ヶ所鍼をして終了した。

 

1週間後の来院で、初診の翌朝は全く痛みなく起床できたが、3日後に少し痛みが戻ったのを確認。前屈時の痛みが残存していたので、前回と同様に行ない、足と頚部のツボを追加して終了した。

 

その後、起床時の腰痛が解消されたことを確認できた。

同時に施術した症状

なし

使用した主なツボ

承山R 秩辺R 懸鍾R 大腰R 玉人L C₃(2)R

まとめ

1日のうち、就寝中に症状が強くなることから、骨盤にある仙腸関節周辺に問題があると考えられる。

 

特に今回の状態は、仙骨に最も圧迫が加えられる他、胸椎や頚椎にも同様に影響を受けていると推測された。

実際に、胸椎や頚椎の調整により仙腸関節の痛みを緩和することができた。

 

局所にとらわれず、広い視野で体の状態をみれば早期改善につながる。

症例2 前かがみになるたび腰が痛む
患者

40代 男性

来院

2016年8月

症状と来院理由

 

腰痛2

3日前、自動車の運転後から腰全体に重い違和感が起こった。次第に違和感から痛みになり、特に右側が立位でも座位でも前屈すると常に痛みが出現する。

 

過去にぎっくり腰を何度か発症し整形外科で受診するが、いずれも改善されないことが分かっていたので、自前の腰痛ベルトを巻き、市販の湿布薬を貼って様子をみた。2日経過しても痛みの変化はなく、営業なので車の乗り降りが非常につらい状態になっていた。

 

早く治したいと思い、近くで腰痛を検索し急遽電話で予約を入れてもらった。

施術内容と経過

来院時は、右手で右腰を押さえながら痛みをかばう姿勢になっていた。

 

始めに「活法」で腰痛に対応する調整を行うと、痛みが緩和され姿勢維持がらくになった。次に腰の動作による検査で、立位時の前屈で右腰椎に痛みが確認できた。

発痛部位と動作から、ふくらはぎに原因があると考え鍼をすると、軽快に前屈ができた。他の動作で、座位時に上体を前傾すると痛みが残っていたので、原因となる胸椎に対応するツボで調整した。

術前の発痛動作を何度かしてもらい、痛みの緩和を自覚できたので、施術を終了した。

 

予後の指導として、腰痛ベルトを使用しないよう促した。

使用した主なツボ

玉人R 玖路R 六谿R

まとめ

仕事で自動車の運転が多く、座席の形状からすると深く座ることで腰が沈み背部の姿勢が丸くなる。加えて下肢の緊張も強くなる。普段から右手のみでハンドルを握り運転していた。

 

身体にねじれが生じ痛みの原因となっていることが、全体観察により判明した。さらに本当の原因に対するアプローチが可能となり、痛みの消失につながった。

 

発痛部位のみの治療は、痛む箇所が原因ではないので、すぐに再発するか改善までに時間を要してしまう。

 

そして腰痛ベルトで固定させない理由として、鍼などによる患部の刺激は一時的に痛みの消失になり得るが、局所が緩み過ぎてしまい結果的に補強が必要となる。

もう一つは、動作の改善を妨げてしまうので症状の再発か筋肉の過緊張を起こしてしまう。来院時の痛みの度合いから考えると、短時間で身体の負担も少ない少数の鍼の方が、最善であり回復を早める方法である。

 

今回は、体の連動性を丁寧に観察し適切な治療をすれば、早期に回復できる症例であった。

患者様の声

あれほどまでの腰の痛みや肩こり、頭痛が、こんなに軽減できるとは思いもよりませんでした。

症例1 膝から下のシビレと腰痛
患者

60代 女性

来院

2016年 7月

症状と来院理由

 

腰痛1

昨年8月、左側の腰から臀部にかけて鈍痛が強くなる。整骨院で電気治療とマッサージを受け続けたが、痛みに変化はなかった。

 

その後、整形外科へ受診する頃には左下肢にしびれが出現した。腰椎狭小による坐骨神経痛と診断され、リハビリと投薬を続けてみたが症状が悪化してきた。特に立位時の状態が、骨盤上部の痛みと足首外側にビリビリするしびれを増幅させる動作になっていた。

 

次第に自宅でも四つん這いにならないと移動が困難な状態に陥ってしまった。

知人の紹介もあり、何とか動いて来院した。

施術内容と経過

左側臀部に非常に強い痛みと緊張が診られた。立位時、体を左側に傾けると下肢のしびれが増強する。

左臀部の深層筋に問題があると推測し、肩にある肩甲骨のツボに鍼をした後、同様の動作確認を行っていただいた。術前にあったしびれは50%ほど軽減された。

 

次に、しびれに関連する腰椎に鍼をすると10%以下に軽減されたので終了した。

 

2診目以降も同様の治療を行い、予後は長時間の歩行も可能になり、しびれの出現も無い。

同時に施術した症状

肩こり

使用した主なツボ

肩中兪L L₄⑴ 豊隆L 足三里L 陽輔L

まとめ

今回は、体が左側に傾くと症状が増強する明らかな所見があった。

 

動作不良の見解から、左側下肢と上肢にも原因があると推測することができた。普段は、立ち仕事で左手で物を支える動作が多いことを考えると、腰部の負担だけではなく体全身に影響が出てしまうことがある。

 

体の連動性が失われ、腰部への負担増になってしまった結果である。下肢から動きのねじれが起こり、股関節周辺に痛みを引き起こしていた。

 

局所に捉われない鍼によって動作の調整が行われ、すぐに効果が現れた。半年以上続いていた症状だったが、原因であるツボを見つけ出し、的確にアプローチすることで、早期改善につながった。

患者様の声

どこへ行ってもダメだったのに、こんなに早く良くなるとは思いませんでした。

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