頚肩腕症候群&肩こり
肩こりの基礎知識
「肩こり」は、簡単に言えば「肩周辺の筋肉がこった状態」です。
いつもこの辺が、こる・重苦しい・痛い・突っ張るなどの症状を訴えます。
肩こりといっても、頚や背中、肩甲骨、肩関節にかけての筋肉が関係してくるため、広範囲にわたってコリを感じることがあります。
肩周辺の筋肉は数が多く、それぞれが複雑に作用します。
したがって慢性化すると根が深く解消にいたらず、一時的に楽になるだけですぐに症状が戻ってしまうケースが多いです。
【 一般的な原因 】
◆ 長時間の同じ姿勢
◆ 同じ動作の反復
◆ 肩への負担 (リュックサック・肩掛けカバン・手荷物) が重く、長時間の使用
◆ 筋力不足
◆ 枕やベッド、机やイスなどの生活環境の不具合
◆ 内臓機能 (子宮環境・胃腸など) の不調
◆ その他 (高血圧・冷え性・風邪・狭心症・うつ病)
などが要因として挙げられます。
肩こりのひどい方は、
・ 頭痛
・ 顎の痛み
・ 眼精疲労(目の奥の痛み)
・ めまい
・ まぶた周辺がピクピクする
・ 吐き気
上記の症状を二次的に伴っていることがあります。
さらに、肩こりの自覚症状がなくても現れることがあります。その場合は、強い症状を訴えることが多いです。
肩こりを治療するのとしないとでは、二次的症状を解消できるか大きく結果が異なります。
すぐに元に戻ってしまう方や、なかなか改善しない方は、コリの原因となるところまで治療ができていない可能性があります。
そのため、どんなに上手なマッサージをしても、一時的にほぐれたような気持ちになるだけです。鍼をしても同じ結果です。
頚肩腕症候群の基礎知識
「頚肩腕症候群 」とは、首・背中・肩・腕・指にかけて、
◆ 痛み
◆ しびれ
◆ コリ感
◆ 脱力感
◆ 重ダルい
◆ 冷え感
上記の病態を総称していいます。
さまざまな検査をしても、特に原因となる病気がないにもかかわらず、いろいろな症状を訴えます。近年は、パソコンやスマートフォンの使用によって「頚肩腕症候群」と診断される人が増加しています。
また、症状が起きているにもかかわらず、病院では診断されないケースも少なくありません。
今や誰にでも起こり得る“現代病”の1つともいえます。
【 原因 】
◦ 長時間、頚や肩まわりの動きが少ない。
◦ 同じ動作の反復や腕を浮かせた状態で作業をする。
◦ 特定の部位を動かし過ぎて負担をかけている。
など、心当たりのある方がいると思います。
他にもたくさんあり、症状の原因となっている可能性が高いです。
そして「頚肩腕症候群」は、2次的に頭痛・めまい・耳鳴りなどを引き起こすこともあります。
見逃せない症状といえるでしょう。
当院の施術と特徴
肩こり・頚肩腕症候群ともに、根本の原因がその場所にあるとは限りません。コリや痛みを引き起こしている原因にアプローチします。
患部だけの施術をするのではなく、原因を追究した上で施術をしていきます。
日常での生活や仕事など、姿勢や動作から筋骨格の問題は生じています。
また、慢性化する要因では内臓の調子が絡んでいます。
全身の調子と深く関わる原因を解消させれば、根本から解決できます。
・患部ではなく、コリや痛みの原因となる手・肘・腰・臀部・背中のツボを使用する。
・上肢(肩~腕~手)の疾患に関わる肩甲骨の動きを調整する。
・内臓機能( 胃腸症状・婦人科系など )に対応するツボを使用する。
症状と体の緊張や動きから関連性を見極めて、原因となっている場所(ツボ)を選択していきます。
肩こりの問題を根本から解決できるため、肩こりが原因となっている症状【 頭痛・めまい・耳鳴り・難聴・メニエール病 】を得意としています。
また、首や肩に関連しているバネ指、腱鞘炎、ゴルフ肘、テニス肘、五十肩、寝違えなども対応しています。