逆子
逆子の基礎知識
逆子 (「骨盤位」とも言います) とは、子宮の中で胎児の頭が上や横を向いている状態のことをいいます。正常な向きは、頭が下を向いている状態です。(「頭位」とも言います)
出産時、子宮口に頭があれば産道を通り抜けやすいのですが、逆子で頭が上を向いていると自然分娩がしづらく、帝王切開になる可能性がでてくるのです。
妊娠28週までは胎児が小さく羊水の中を回りやすいので、逆子になったとしても特に心配はありません。
28週を過ぎると胎児が急速に成長するので、大きくなると頭が下に向きづらくなり逆子が直りにくいケースがでてきます。
妊娠30週での逆子の割合は15%で、妊娠37週の正産期の時点で逆子なのは、全体の3%というデータがあります。
逆子の原因は?
物理的な要因がある場合は、
・子宮の形や異常
・骨盤の異常 (狭骨盤、前置胎盤)
・羊水量の過多、過少
・多胎妊娠 (双子、三つ子)
・胎児奇形 (巨大児)
・お腹の張り
・ストレスと過労
頭寒足熱から考える逆子
「頭寒足熱」という言葉をご存知でしょうか。
東洋医学の考えでは、頭が冷めていて足が温まっている状態を健康的な体であるとされています。
体の陰陽のバランスがとれている理想的な状態と言えます。
お母さんの体が「頭寒足熱」ならば、赤ちゃんの体も「頭寒足熱」なので、自然と頭を母体の下側へ、足側を母体の上側へと向きます。
しかし、お母さんの足の冷えから「頭熱足寒」になってしまうと、赤ちゃんは自然と逆の向きになってしまいます。
つまり逆子の原因として考えられるのが母体の冷えにあります。
また、足の冷え以外にも内臓 (胃腸) に冷えがあると胎児の体の陰陽のバランスが崩れてしまいます。
お母さんのお腹の中で自由な動きができなくなると考えられます。
お腹の張りとの関係
○ 肩こり、腰痛
○ 暴飲暴食や便秘による胃腸症状
○ 過労や睡眠不足
○ 力むような運動や日常の無理な姿勢
上記に当てはまる方は、逆子になりやすい体内環境であるかもしれません。
なぜなら、子宮は筋肉なので体の肉体的または精神的な緊張や刺激によってお腹の張りを起こしやすいからです。
また、逆子になっても直りにくい要因でもあります。
臨月に入ると、赤ちゃんは体外へ出るために子宮口へ移動します。
子宮口付近は特に狭くなっているので、赤ちゃんにとって安心できる場所でもあるのです。
お腹 (特に季肋部周辺) に緊張があると、赤ちゃんが子宮口と勘違いして頭を上にしてしまいます。
また、腹部の緊張により子宮腔のスペースが狭くなると、日に日に成長する赤ちゃんの動きに制限が生じてしまいます。
お腹の緊張と逆子は、深い関係だと考えられます。
ハリフルの逆子の直し方
当院には、妊娠周期29週~35週の方が多く来院されます。
36週を過ぎてる場合は、お断りすることがありますので早めのご予約をお勧めしております。
当院の施術は、鍼灸と整体を組み合わせて行ないます。
座ったままや仰向け、横向きの状態になっていただき、手や肩甲骨周辺・足に鍼をしていきます。
腹部の張り、骨盤、肩こり、腰痛、下肢の緊張などを詳しく診ていきます。
その症状に対応するツボ ( 手・背中・足 ) を使って、母体の不調を改善させます。
母体の不調が改善されると、腹部の緊張がやわらぎ子宮の調子も整います。
母体のお腹が丸ければ、胎児が自然と子宮口へ向かいやすくなります。
ハリフルの目的は、胎児がお腹の中で自由に動きやすくしてあげる環境を作ることです。
◎当院の施術成果の実例です。 ➡ 症例
スタッフ
患者様の症状は千差万別です。対応していくためには、日々の技術研鑽が必要です。
❝ 最短での改善、最大の効果 ❞ を常に追求し、知識と経験から「これだ!」という確信と実績のあるものを今の施術に生かしています。
月1~2回の勉強会に参加し、技術の精度をより高めていくことで、皆様により良い成果として還元していきます。
一人でも多くの方と喜びを分かち合えるよう努めるのが医療従事者の本分です。
本気で治したいあなたのために、ハリフルは必要とされる存在であり続けたいと考えます。