腰痛・坐骨神経痛・臀部痛
腰痛は、私が21年間の臨床を経験している中で、一番多い症例です。
現在の腰痛人口は、約2800万人。日本人の自覚症状の第1位で、40代~60代の約40%が腰痛を自覚しているといわれています。
腰痛といっても種類はさまざまです。
筋・筋膜性腰痛、椎間板性腰痛、椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、腰椎変性すべり症、腰椎分離症、仙腸関節症、圧迫骨折、腰部脊柱管狭窄症、心因性腰痛症があります。
また、急性的なものと慢性的なものに分かれます。
その他に、内臓機能(便秘・子宮)、ホルモンバランス、泌尿器疾患、悪性腫瘍の転移などの可能性もあり、種類は多岐にわたります。
原因不明の腰痛で悩んでいませんか?
最近のデータでは、痛みを訴えて受診する人のうち、「特異的腰痛」(診察や画像診断で原因が特定できる腰痛)は、全体の約15%。「非特異的腰痛」(ギックリ腰を含め、原因がよく分からない病態不明の腰痛)は、全体の約85%を占めています。
「非特異的腰痛」は、いわゆる腰痛症・慢性腰痛のことをいいます。
診断も分からず、改善策も分からずに困っている方はたくさんいると思います。
◆ 病院に行っても、これといった診断もなく、湿布や鎮痛剤を使用しても痛みが治まらない。
◆ 年に何回かギックリ腰を起こす。
◆ 腰痛体操をしても効果がない。
◆ マッサージや骨格矯正をしてもすぐに元に戻ってしまう。
◆ 長時間、同じ姿勢でいると痛くて仕方がない。
このようになかなか改善しない方は、痛みの原因を見逃してしまっている可能性があります。
当院の腰痛の考え方
原因は一つではなく、ほとんどが複合的です。腰の痛みはどこの不調から発現しているのかを分析し、症状と動きの関係性から紐解いて原因を導き出します。
腰痛は、筋骨格の問題のほか内臓の調子まで複雑に絡んでいるケースは少なくありません。
全身の調子と深く関わる原因を解消させれば、根本から症状を解決できます。
主な施術
① 腰痛と深い関係のある梨状筋を中心に、骨盤に対応するツボを使う。
➁ 胸椎・腰椎・仙腸関節の動きを調整する手・肩甲骨・膝・足のツボを使う。
➂ 内臓機能( 胃腸や子宮環境 )を調整するツボで対応する。
問診・検査などから状態を把握した上で、最適なツボ (原因点) を選択していきます。
痛みをごまかす鍼ではなく、動きのバランス (筋肉のバランス) を調整し症状の解消をみちびく新発想の技術です。
コリをほぐしてもらっている気持ちよさはないですが、コリや痛みの感覚がなくなったその時点から、体の動きが変化しています。腰痛の要因をつくらない体へと変わります。
また、症状を解消するだけでなく「腰痛にならない身体」を目指します。